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機関紙「全運輸」
2005年
11月20日号
12月05日号
(1039号)
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要求で団結し
職場に真の労働組合をつくろう
国民のための行政を確立しよう |
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■1面
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▼米軍基地は百害あって一利なし!
▼躍動
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■2〜3面
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▼私たちの街に基地はいらない
日本平和大会in神奈川
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| ■4面 |
▼大人も子どもも大満足!
家族レクを実施 神戸海運支部
▼「基地の県内たらい回しをやめろ」
県民総決起大会報告
沖縄航空支部
▼―「憲法シリーズ」 第3楽章―
な ぜ な の ?
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米軍基地は百害あって一利なし!
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在日米軍の再編をめぐっては、「在日米軍再編:中間報告 日米同盟『未来のための変革と再編』」の発表以来、様々な報道がなされていますが、その本質的な問題はいったいどこにあるのか。「日本を守るため」と政府関係者が話す内容は本当なのか。沖縄や横須賀はじめ多くの基地問題を抱えながらでも維持しなければいけないのか。多くの疑問について一緒に考えていきたいと思います。
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原子力空母を首都圏に
神奈川県横須賀港を「母港」とする米海軍空母「キティホーク」は数ある米軍の空母のなかでも、唯一、米国外に活動拠点をおいています。米軍を受け入れているいくつかの国のなかでも、このような主権侵害ともいうべき状況は許していません。
そうした異常な状況にあるにもかかわらず、08年のキティホークの退役にともない、米政府はその代替えとして、「原子力空母」ジョージワシントンの配備を決定しており、日本政府も受け入れを決めて、反対する地方自治体を「説得」しようとしています。
日本の中枢である東京近郊に原子炉を動力とする空母を配置してよいのでしょうか。日米両政府は安全だ!と言っていますが、「もしも」を危惧する声は市民だけでなく、各自治体までも原子力空母寄港に反対するほど、日々つよくなっています。また、彼らの「安全」との主張は、何十年もたってから明らかになった米軍が起こした沖縄沖での核兵器搭載機落下事故や、先日の沖縄での米軍ヘリ落下事故で日本の警察がいっさい捜査に入れなかったことを例に出すまでもなく、信用に足るとは言い難い状況です。
また、今回の再編は、日本政府は沖縄の海兵隊員の7千人の減少を強調し、沖縄の基地負担の緩和と標榜していますが、日本全体でみれば、キャンプ座間にはあらたに米陸軍の司令部を強化し、自衛隊との共同行動を強化する中身になっています。
結局基地のたらい回し
世界一危険と言われる沖縄普天間基地の代替え施設は、同じ沖縄県内の珊瑚礁の辺野古沿岸に作ることが決定されています。
また現在、厚木基地に駐機している空母艦載機もより訓練がしやすい岩国基地にシフトすることとなっており、いわゆる基地の「たらい回し」に終始しています。
一兆円をグアム基地に
米軍人用の官舎建設や在日米軍基地整備、果てはF―15戦闘機の対核シェルターまで、ありとあらゆる米軍施設やその維持管理費に使用されてきて、大きな問題となっている「思いやり予算」を、政府は、今度は特別立法までし、グアムの基地施設のために一兆円を越える税金を投入しようと画策しています。
政府の借金が膨大であり、その責任を公務員に押しつけ、公務員バッシングを道具に私たちの労働条件を脅かしている政府が、こと米軍のことになるとじゃぶじゃぶ税金を投入することに道理はあるのでしょうか。本当に国民の安全・安心を考えれば、米軍の強化に手を貸すのか公共サービスの充実を追求するのか、自ずと答えは決まっているのではないでしょうか。
憲法改悪の真の目的
今回の中間報告をつぶさにみると、「二国間の相互運用性の向上」「緊急時における米軍による民間施設の使用」「米空母及び艦載機の長期にわたる前方展開の確保」「空母艦載機発着訓練のための恒常的な訓練施設の特定」など、アメリカが世界中で展開する戦争に自衛隊のみならず日本のすべてを投入しようとしていることがありありと見えます。そのことを自由に行なうにはこれまで政府がとってきた「解釈改憲」では手間がかかって仕方がないということが見えてきます。
まずは学習から
加速する米軍再編とその戦略に組み込まれようとしている日本をどうみるのか。
私たち全運輸の仲間が働く職場は、国民の足を支える大変重要な公務サービスに従事していますが、憲法が改悪されると、より「国家」に都合のよい行政=たとえば、民間の物流企業に軍事物資を輸送させることを指示する=に従事することになります。
改悪されてから、「ああ、あのときもっとがんばればよかった」と嘆いても仕方ありません。
そのためにも、まずは学ぶことが重要です。
全運輸では、中央労働学校で横須賀基地調査を行なうなど、今後とも積極的に平和、憲法にかかわる学習を強化していきます。みなさんの積極的な参加、学習の強化を呼びかけます。そのとりくみを強めながら、平和な日本を自分たちの手で守っていきましょう。
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原子力空母
通常型空母との最大の違いは動力です。通常型空母は蒸気タービンで、ディーゼル油を燃料にしています。原子力空母は原子炉です。日本国内で稼働している原子炉一基あたりの熱出力(約百万キロワット)に匹敵します。
原子力空母は、通常型空母のように燃料を貯蔵する必要がありません。このため、艦載機のための燃料積載量が二倍以上に増え、戦闘機が使用する兵器の搭載スペースも増大しています。
一隻あたりの建造費用は五兆円以上かかり、「世界でもっとも高価な兵器」(米会計検査院)です。
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| 艦名 |
就役年(退役予定) |
| (1)キティホーク(C) |
1961年(2007年10月〜08年9月) |
| (2)エンタープライズ(N) |
1961年(2014年、CVN78と交代) |
| (3)ジョン・F・ケネディ(C) |
1968年(2018年、CVN79と交代) |
| (4)ミニッツ(N) |
1975年 |
| (5)ドワイト・D・アイゼンハワー(N) |
1977年 |
| (6)カールビンソン(N) |
1982年 |
| (7)セオドア・ルーズベルト(N) |
1986年 |
| (8)エイブラハム・リンカーン(N) |
1989年 |
| (9)ジョージ・ワシントン(N) |
1992年 |
| (10)ジョン・C・ステニス(N) |
1995年 |
| (11)ハリー・S・トルーマン(N) |
1998年 |
| (12)ロナルド・レーガン(N) |
2003年 |
| ○ジョージ・H・W・ブッシュ(N) |
2008年予定 |
| ○CVN78(N) |
2014年予定 |
| ○CVN79(N) |
2018年予定 |
C…通常型空母 N…原子力空母
「国民の生命・財産を守る仕事は国の責任で」国土交通共闘はこの秋、定員削減や公務リストラに反対し、必要な要員の確保に向けた運動をすすめてきた▼10年前の「阪神・淡路大震災」での手抜き工事による建造物の崩壊は今でも記憶に新しく、公務による監督・検査体制の強化をこれまでも「ずーっと」訴えてきた▼今、耐震強度の偽造問題が世間を騒がしている。建築業界に内在する問題が指摘されているが、安易な「官から民へ」という施策がもたらした典型的な悪例であることは誰が見ても明らかだ▼もちろん官による偽造の見逃し事例も判明しており、官であれば起きなかった事態とはいえない。しかし、民における「異常なコスト削減意識」と官における「貧弱な検査体制」という背景の違いはしっかり見て取らなければならない▼今回の事案により行革のスピードが鈍ることがあれば問題だとの報道もある。一体行政改革の目的は何なのか?欠陥マンションの入居者の目線に立ちもう一度考え直すべきだ。(YY)
私たちの街に基地はいらない
日本平和大会in神奈川
11月25〜27日の間、日本平和大会in神奈川に全運輸から青年組織を中心に各支部・本部合わせて21名が参加しました。
基地を持つ街の現状
秋晴れの初日は、米海軍と自衛隊が共同使用する横須賀基地を三笠公園から遊覧船に乗り、海上から見学しました。乗船中には神奈川平和委員会のガイドの方より横須賀基地が全市域の6%、住宅地面積にいたっては約24%を占め、都市開発がうまくいかないなどの悪影響や、日本の思いやり予算で建築された米兵用マンションが一戸当り140平方メートルを超えることなどが紹介され、基地問題の現実を学びました。また、米艦船の近くでは、米海軍の憲兵の乗船したパトロール船が私たちのボートのすぐ脇を併走して監視行動をするなど、基地の現実をまざまざと見せられる一場面もありました。
その後、横浜市の万国橋会議センターにおいて、全運輸独自の終結集会を行い、豊永中執から平和運動に対する考え方や、思いやり予算をはじめとした日本の税金がアメリカの戦略のために使用されようとしている実態などの報告を受けた各参加者が、自発的に基地問題などの現実を学んでいくことを確認しました。
高校生にも悪影響
二日目は、訓練飛行が繰り返される厚木基地を周回する一般道路から、また、米軍の再編の渦中にある座間基地を基地フェンスの外からバスで見学し、より詳しい実態を知ることができました。座間基地集会では、地元の高校生が米軍のヘリによる騒音で授業すらままならない実態を訴え、「基地のない神奈川」を集会で確認し、座間基地周辺をオレンジ色のポスターを掲げデモ行進しました。
三日目は、各分科会に分かれ、憲法や安保問題を学習、討議した後、横須賀市文化会館での閉会総会に参加して、3日間の平和運動に幕を閉じました。
大人も子どもも大満足!
家族レクを実施 神戸海運支部
地引き網でヘトヘト
10月30日、神戸海運支部では、「家族レク」(地引き網)を、兵庫県姫路市の大塩海岸において実施しました。当支部では2年に1度、官と共催で行う「家族レク」はすっかり恒例の行事となっています。
当日は、前日の雨模様とはうってかわって、真っ青に晴れ渡った空の下、職員・組合員やその家族など、80人が集まり、日頃の仕事の疲れも忘れ、みんなで楽しいひとときを過ごしました。
参加者は朝10時大塩海岸に集合。当日早朝から地元の漁協の方が仕掛けてくれていた網を二手に分かれて引きます。沖合300mに張られた網を人力だけで海岸までたぐり寄せるのは意外と一苦労。力を合わせてみんなで引くも、日頃の運動不足がたたってか、みんなヘトヘトに。捕れた魚は若干寂しい感じでしたが、それでも、子どもたちは、獲物の魚を手づかみし、日頃なかなか体験できないことに大興奮!さらに子どもたちには、海岸に埋められた「宝探し」ゲームと楽しい企画が目白押しで、大盛り上がり。
宝探しゲームの後は、捕れた魚で刺身や焼き魚、天ぷらといった海の幸をふんだんに使った昼食会を経て、いよいよ、みんなお待ちかねのビンゴゲームへ突入。豪華(?)商品を目指して、大人も子どもも夢中になりました。気が付くと、4時間30分ほどの予定時間はあっという間に過ぎ去り、参加者一同大満足でお開きを迎えました。
神戸海運支部 奥田祥史通信員
「基地の県内たらい回しをやめろ」
県民総決起大会報告
普天間基地移設で県民総決起
米軍・普天間基地の移設をめぐる日米の協議が二転三転するなか、中間報告として出てきたのは折衷案ともいえる「沿岸案」であることはみなさん報道等でご存じと思います。これは陸上・海上ともにつぶす最悪の案であり、もとより県内移設に反対する多くの県民の逆鱗に触れるシナリオとなっています。
この情勢の中、基地の県内移設に反対する県民総決起大会が10月30日夕刻から那覇市・与儀公園で約5千人の参加のもと開催されました。一般県民を含む人々が会場に続々と集結し、とくに辺野古地区で永年座りこみ行動を続けている「オジイ、オバア」の姿が印象的でした。沖縄航空支部からは分会を含め35名ほどが沖縄にしては肌寒い小雨が降りしきる中、カッパをかぶりながらシュプレヒコールを叫んだのです。
主催者からの「沖縄は無人の島ではない。平和を愛する135万人の人々が住んでいることを日米両政府は忘れている」という言葉が参加者の心を打った大会でした。
沖縄航空支部 藤丸雄一通信員
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―「憲法シリーズ」 第3楽章―
な ぜ な の ?
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何でもアメリカの言うことを聞くのは、なぜなの?
それはね…
ほんとにこの国の政治家はアメリカベッタリ派が多いね。アメリカに言われると思考停止になる。
実は、この国は、憲法の上に日米安全保障条約(安保条約)がある国なんだ。沖縄の現実を見ればわかるよね。米兵の犯罪はやり放題、日本にまともな司法権さえないんだから。
この安保条約がすべての元凶で、日本は独立国とはいえ、事実上はアメリカの従属国というべき実態にあるんだ。ここにアメリカべったりの異常な政治が横行する背景があるんだよ。
安保条約というのは、1951年のサンフランシスコ講和条約(第二次大戦での日本と連合国との戦争状態を終わらせるための平和条約)と同時に結ばれたアメリカとの単独の条約で、アメリカ占領軍がそのまま在日米軍として居座ることを合法化した条約なんだ。というのは、敗戦当時は、アメリカも日本の軍国主義を一掃して民主化政策を進めたんだけど、ソ連との対立が決定的になり、中国で革命が起こったりして、東西冷戦が始まると、日本をソ連や中国と対抗するための反共の前進基地として活用する方向に政策転換するんだね。これが安保条約を日本に押しつけた理由なんだ。建前は日本を守るためってことになってるけどね。
この占領政策の転換で、戦争責任は曖昧にされ、たたかう労働組合や共産党をレッドパージ(赤狩り)で弾圧、A級戦犯を免罪して政界に復帰させたんだ。つまり戦前の侵略戦争遂行者たちが、何の責任も問われずにアメリカの庇護のもとに、政治の中枢に居座ったんだ。残念ながら国民も選挙で彼らを排除しなかった。ここに、日本では未だに戦争責任が曖昧で、アメリカべったりの政治が続くルーツがあるんだね。
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