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「全運輸」1面
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新春 飛躍のとき
運輸共闘共同デスク(2〜6面)
機関紙「全運輸」は、全国の仲間の皆さんにとって21世紀が「飛躍のとき」になるよう、より良い紙面をめざします。
組合員の顔が見える機関紙「全運輸」を今年もよろしくお願いします。
全運輸教宣部一同
へ
いきな顔をして繰り返される首相の暴言と後を絶たない醜聞、常軌を逸した閣僚のスキャンダル、相次ぐ金権・腐敗の汚職事件は、森自公保政権の末期的症状を露呈している。
秋の臨時国会で、野党の提出した「内閣不信任案」は否決されたが、自民党内の醜い抗争は、もはやこの政党に、日本の未来を託せないことを国民の前に明らかにした。
森内閣の即時退陣を求める声は日増しに高まり、圧倒的多数の国民が自公保内閣への不信任をつきつけている。いよいよ、自民党政治の終焉の時だ。
ビ
ールスが蔓延したかのような企業のリストラ「合理化」の嵐が吹き荒れる。
リストラによって大企業の内部留保は、百兆円に達した。その一方で三百万人を超える完全失業者、史上最高の企業倒産、新卒者の就職難、中高年の自殺者をうみだし、雪印乳業の食中毒事件、三菱自動車のリコール隠し、そごうデパートの乱脈経営・倒産など、企業のモラルハザードを引き起こしている。
こうしたなかで解雇規制、賃金の底上げ、不払い残業の根絶が労働組合の一致した要求になり、たたかいがはじまった。
ど
んでんがえしの時がきた。今春闘は、二十一世紀最初の春闘だ。総人件費削減をねらう財界の新戦略は、「成果主義管理」(年功賃金の否定)「労働移動の促進・使い捨て雇用」だ。
財界は、これを容易にするために規制緩和や労働法制改悪など国の制度政策を変更させ、企業内では個別労働者の競争と業績・成果にもとづく賃金決定(春闘解体)で戦略を貫徹しようとしている。この財界戦略と対決し労働者と国民の切実な要求実現をめざして「政治を変えて雇用と暮らしを守る世直し春闘」を発展させよう。
し
っかりとスクラムをくみ国民犠牲の行革攻撃とたたかおう。運輸共闘に海員学校と海技大学校の仲間が加わり、全運輸、全気象、全港建、全建労で構成する国土交通共闘も誕生した。国土交通省の二万七千人の仲間が心をひとつにして労働条件の改善、権利の向上、民主的な国土交通行政を実現するたたかいがはじまった。
全運輸も、独立行政法人移行にともない、四月から新生全運輸としてスタートする。労働組合の原点である一人は万人のために、万人はひとりのためにを合い言葉に二十一世紀へ飛躍のとき。
書記長 宮垣 忠
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二十一世紀が到来し、国土交通省が発足する。森・自公保政権は、この省庁再編を突破口に「行政スリム化」を断行する方針を打ち出している▼その柱の一つが「行革大綱」に盛り込まれた公務員制度大改悪。具体的には「労務管理と業績評価の徹底」。しかし、これは政府の悪政に対する批判を公務労働者へのしめつけでかわそうとする卑劣な手法。政府が強調する「政治主導」の正体は露呈している▼重大なことは、彼らが戦後の民主主義の否定者であるということ。一九四七年当時、新しい憲法下では公務員の組合に労働協約権が保障されていた。それは民主国家の建設に公務の確立が不可欠であることを明らかにしている。そんな歴史や憲法理念も投げ捨てて、公務労働者を「政府の下僕」に陥れる攻撃を許してはならない▼それは同時に、労働者の団結破壊、分断攻撃を絶対に許さない立場でもある。二十一世紀初頭、行革闘争は新段階を迎えたが、公務を守ることと行政民主化は公務産別運動の生命線だといえる。(S/T)
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「全運輸」4面
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新春企画
この行革をバネにして
21世紀の国土交通行政を魅力あるものにしていこう
国土交通共闘 四単組委員長対談
一月六日の省庁再編にともない、国土交通省が発足します。一二月一五日には「国土交通省労働組合共闘会議」(略称:国土交通共闘)が結成されました。二一世紀をむかえ、あらたな行政民主化のたたかいが始まろうとしています。そこで今回は、国土交通共闘に加盟する四単組(全運輸、全建労、全気象、全港建)の委員長による、新春対談を企画しました。対談では、これからの国土交通共闘の役割や、若い人たちにむけたメッセージなど、大いに語っていただきました。また、司会は全運輸の佐藤満幸書記次長にお願いしました。
それでは、各委員長の熱いメッセージを読み取ってください。
再編をどうみるか
司会 まずは、国土交通省への再編自体をどう見ているのか、また、その中で労働組合の役割はどうあるべきなのかというところをお聞きしたいと思います。
大塚 中央省庁再編は、戦後の自民党政治の矛盾を解決するために、新たな国民負担を強いるという、労働者・国民と支配する側とのたたかいであると思います。今の政治が、国民生活との間に大きな矛盾を抱えているところに、私たちの運動をすすめる一番大事な視点があると思います。
私は、二一世紀は、必ず労働組合が見直される世紀になるだろうと思います。
一色 省庁再編の評価の基準は、国民の立場から見てどうなのか、というところだと思います。そういう視点で見ると、省庁再編は明らかに逆行だと思います。
国民本位の行政というわたしたちの視点は不動のものですし、たとえ再編があっても、これまでどおりに私たちの運動を進めていけばいいと考えています。ただ、省庁再編が国民の利益に反する側面を持っている以上、その中での労働組合の役割は、これまで以上に重要になってくるという点はおさえておきたいと思います。
後藤 財界本位の政治・行政、アメリカ言いなりの国づくりの動きの中で、彼らの戦略として省庁再編、「行革」があると思います。国会議論でも明らかなように、公務員削減と数あわせの省庁の削減であり、国民の幸せを願う改革ではないということははっきりしていると思います。
そういう点で私たち公務に働く労働者の役割は非常に重要です。引き続き、ニセ「行革」の狙いを国民の皆さんに訴えながら、国土交通省が国民ニーズに応えるようなものにすることが、私たちの役割です
田中 国土交通省の機能や役割が、民主的で国民の日常に貢献できる行政システムなのかということが、一番問われていと思います。問題は、再編の目的が、行き詰まっている社会をどう秩序あるものにしていくのかという立場ではなく、結局は中央集権制の強化という点ですね。
一つは、行革基本法の規定として、国土開発に行政目標の重点が置かれるということ、もう一つはこれまでの交通運輸の事業規制を大きく後退させて、安全や輸送秩序の課題を後景に追いやっていることです。その限りでは、国土交通省はやっぱり非難され続けるんじゃないかと思うんです。
それから、いろいろな行政分野をホッチキスでとめて従来どおり運営しようとしているわけで、国民福祉や交通市場の現状をふまえた問題解決のための機能は見いだせません。私は、交通政策と建設・道路政策の独自性よりも、もっと調和する政策・システムを確立すべきと考えています。
そして、何よりも重大なのは、省庁は再編されるけれども、公務労働をどのように国民の福祉に貢献できるようにすべきかというところが、まったく逆に動いていることです。要するに安上がりの行政をめざしています。ここはしっかりと追及しなければならない点です。
各単組の特徴は
司会 それでは、国土交通省になるにあたって各単組の特徴を紹介していただきながら、労働組合の役割というものを考えていきたいと思います。
大塚 全建労は一九四九年に結成してから、「発展期」と、当局による弾圧による「後退期」、そしてそれを跳ね返して増勢に転じた「再生期」とくぐってきました。
組合員数は、現在は九千三百人強で、残念ながら若干後退しています。もちろん定員削減もありますが、今また改めて試される時代が来ているというふうに思っています。当局と厳しく切り結んできた、そういうところに自信を持っています。
それから全建労は公共事業に対しても、全港建とも共同し、二〇数年前から「ゼネコン型や大プロジェクト偏重型はダメだ」、「防災と生活関連を中心にすべきだ」と提言してきました。そこは全建労の先駆性だと自負しています。
一色 組合員の生活と権利を守るという点では、当然皆さんと共通ですが、全気象の特徴として、自然の災害から国民の生命、財産をどう守っていくのかが、綱領的見地として貫かれているということがあります。また、国民生活や経済活動に必要な気象情報を、国の責任で、住民本位に提供していく、この立場を徹底的に追求しています。一言で言えば、「国民とともに歩む気象事業の確立」という立場です。
もう一つは、戦前、戦中にかけて気象情報が戦争に利用されました。気象情報を国民の前から消し去ったという、先輩たちの痛恨の反省から、平和を守るという点も大きな命題です。
さらに、こうした自然を相手にした気象事業は、科学的立場に立脚した事業でないといけないという点を強調しています。
後藤 全港建は、全建労と同じように公共事業職場であり、北海道と沖縄を除くところの港湾と空港の建設整備を担っています。また、先日油流出事故がありましたが、海洋環境整備事業として、油を回収し、海をきれいにするという仕事もしています。日本は島国ですから、港・空港の役割は非常に大きく、国民にとって、暮らしに役立つ、安全で使いやすい港や空港を造ろうとがんばっています。
同時に、環境問題があります。地震対策や水害対策など、安全や防災の部分が欠けているという問題があります。これらを見て公共事業のあり方が問われています。無駄な予算の、生活関連への転換が国民的な要求課題だと思っています。そこは全建労や民間の仲間とともに共同をつよめたいと思っています。
もう一つは、戦争が起きれば、港や空港は、その最前線基地となります。私たちの先輩のたたかいにより、非核「神戸方式」を実現させるなど、草の根からの平和の運動も重要な課題としてがんばっています。
田中 全運輸は戦後の比較的新しい労働組合で、一九六二年に陸・海・空のそれぞれの労働組合が統一して結成されました。組合員は一万一千人強です。結成当時は、「合理化」攻撃からどう職場を守るか悪戦苦闘し、待遇も特に航空職場は劣悪でしたから、昇格・手当などの改善で職務評価を高めよという運動をやってきました。今でも全運輸の要求は、民主的な交通運輸の確立と、組合員の労働条件向上のたたかいが、密接不可分です。そういう点で、運動の基調に、職種や仕事をつうじた身近な課題での行政研究活動を位置づけ、それを土台にして他の労働組合との共同を推進しています。交運共闘や航空安全会議などの仲間とも政策面と運動面でも共同しているのが特徴です。
二〇世紀を振り返って
司会 これまでの活動を振り返って、とりくみの到達点や残された課題は何でしょうか。
大塚 公共事業官庁の労働条件は非常に低く抑えられていますが、その中でも建設省は特に低くなっています。四省庁が一緒になりますが、必ず低いところに労働条件をあわせようという攻撃が予想されます。しっかりやっていかなければならないと思っています。
仕事面では、公共事業予
算のバランスの取れた執行を求めるとともに、公共事業そのものの見直しについても世論喚起してきました。一定の成果もあがっていますが、さらに追求していくべき課題です。もう一つは、行政の職場に働く者として行政民主化のとりくみも労働組合がやらなければなりません。行政内部の自浄作用を促すのは、行政内部にいる私たち労働組合の責務であると思います。
一色 二四時間自然現象を監視するための交代制の勤務制や、離島・へき地に関する人事異動のルール化の問題、宿舎改善、昇格など、労働条件については一歩一歩前進を勝ちとってきたと思っています。こうした労働・生活条件についても、今新たな攻撃がかけられており、さらに注視していく必要があります。気象事業整備拡充の課題では、ここ数年、継続しての大規模署名を中心に力を入れてきました。請願採択までは至っていませんが、基盤づくりは着実にすすんでいると思います。今年度は、「気象事業点検運動」を全国で展開し、地域住民との対話と共同を広げるなかで、共同の政策提言づくりなどをめざしてとりくんでいく方針です。
後藤 積み残した課題もありましたが、二〇世紀後半を振り返って、平和憲法を守るとりくみが非常に重要であったと思います。戦争法や盗聴法は強行されましたが、平和や民主主義を踏みにじる悪政を続けさせないためにも、結成一〇周年を迎えた全労連の運動を発展させることが重要だと思います。
全港建のとりくみでは、行政の民主化運動と公共事業の民主化を求める生公連運動を国民と共同して展開し、一定の広がりを持ってきています。また、私たちの職場の仲間である、清龍丸の活躍が国民的支持を得たように、海洋環境事業などの拡充を求め、とりくんできています。
公共事業職場における劣悪な処遇の実態と、慢性的な残業の実態を改善させ、国民のニーズに応えられるような行政体制を確立していくことが重要です。
司会 行政民主化の課題で自浄作用へのとりくみや職場の劣悪な状況などが出されましたが、労働者の人権がおろそかにされているような気がしますがどうでしょうか。
田中 日本の政治や経済がドン詰まりの中で、労働組合がどういう課題にどうとりくむかということが問われると思います。組合員の生活や労働条件を守り改善させるということを基本にしつつも、もう一歩踏み込んで、制度的な民主化をあらゆる分野で前進させなければならないのではないでしょうか。国民生活や経済活動に不可欠な交通運輸が不均衡に発達していることに対し、具体的な改善方策やチェック機能強化を追求しなければなりません。利用者・国民が納得できる効率的な交通政策の確立と、それを推進するためにも、労働組合の政策と運動が必要です。
司会 これからはまずは労働者の人権の確立がないと、制度的な前進も難しいのではないでしょうか。
大塚 有り体に言えば、命令であっても悪いことはやはり悪いことであり、やってはいけないと思います。
政官業の癒着があるなかで、情報公開だけではなかなか民主的な職場の実現は難しいでしょう。内部にいる労働組合の立場として、行政の実態を広く伝えるという役割も必要だと思います。そういう意味では、企業内問題だけのとりくみにとどまっているような労働組合ではだめだと思っています。そうでないと国民から見放され、組合の利益が守れないと思います。
若い人の正義感に期待
司会 さて、話題をかえて、以前は食べるための闘争という側面もあったと思いますが、生活環境も変わってきています。これからを担う若い皆さんに期待することやメッセージなどをお聞きしたいと思いますが。
一色 私たちの青年時代は、仕事でもレクリエーションでも、人と人とのつながりの中がメインでした。いまは、職場で自分たちの生活や仕事について、日頃から話しあうことがなくなっていると聞きますし、遊びでも、一人で楽しめる生活様式へと変化していますね。そうしたことが、労働組合にもマイナスの作用を及ぼし、連帯感が薄くなっていると言われています。
でも若い人たちは、仕事や将来についてそれなりに悩みを持ち、不安を感じているようです。私は、職場の青年と話すとき、まず、自分がどういう仕事をしたいのかを話し合ったらどうかと言っています。そういう話がすすむなかで、青年の要求にぶつかっていくんだと思います。
近頃は、青年には夢とかロマンが少ないように感じます。青年の皆さんには、ロマンをもって今日、明日を生きてもらいたいと思います。
後藤 若い人たちには、思ったことを思ったように、失敗を恐れずにやってほしいですね。
青年の皆さんに、三つの「あ」を贈りたいと思います。あせらず、あきらめず、あし(足)を一歩でも二歩でも外に出して、がんばってもらいたいですね。
気楽に話し合えるような職場環境をつくるために、青年の皆さんと語り合って、展望をもてるようにとりくみたいですし、その行動力に期待しています。
田中 六〇〜七〇年代の運動は、生活・労働条件の向上に懸命で、しかも青年層が職場のたたかいの原動力でした。現在は私の若い頃とは時代背景が違うわけで、初任給の違いなどを歴史的に紐解いて話しても、若い人にはピンとこない面があります。
しかし、年輩層にはない正義感と行動力があります。不正義や社会悪に対する怒りを心の中に閉じこめず、おおいにがんばってもらいたいと思います。
一人ではたたかえないから、みんなの力で権利や公務職場を守るという組織が労働組合です。青年はその中の大事な存在です。とにかく力をあわせて何かを実践してほしいですね。
大塚 全建労が再生するには、二〇代の若い層が中心になりました。「差別されるけども入れ、そしていい職場を作っていこうじゃないか」、「全職員の利益を守って、初めて自分たちの利益が前進するんだ」という考え方でがんばったんです。まさに正義感でやってきたんですね。韓国、フィリピン、インドネシア、中国などでも、政治を変えてきたり、変えようとするのは、ほとんどが学生を中心とする若い人たちですよね。
労働法制や社会保障制度の改悪は、早晩若い人たちに必ず降りかかってくる問題です。まずは、正しい権利意識を持つことが大事ですね
司会 組合員全体にむけたメッセージでもありますね。
決意、そして初夢
司会 では、国土交通共闘を結成するにあたって、皆さんから決意をお聞きしたいと思いますが。
田中 これからの大きな焦点は、組合員の労働条件向上と、職場に差別を持ち込むような労務管理政策を絶対に許さないということです。それと、今までの積み重ねをさらに全体の前進につなげるために、四単組の団結力で政府当局に要求の解決を迫ることが、国土交通共闘の役割だと思っています。
後藤 職場を民主的なものにしないといけないし、差別・分断を持ち込ませないということが大事ですね。それから仕事のやり方も、安易な民間委託や民営化、公共事業の変質攻撃などを許さないことも重要なことです。そういう点では労使関係もきちんとしたものにして、国民から信頼、期待される国土交通省の職場を皆さんと一緒に作りたいと思います。
一色 二〇〇〇年は有珠山、三宅島、伊豆諸島の地震、東海の水害など、気象事業に対する国民の期待と関心が非常に高まった年でした。そうした期待に応えられるよう、全気象も職場からがんばりましたが、それだけでは不十分です。同時に、国土交通省の組合の共同強化が、私たちの要求の前進にもつながることになります。大同団結の運びとなりましたので、全気象も一翼を担ってがんばりたいと思います。
大塚 国民本位の行政をする国土交通省にしていきたいと思います。「行革」攻撃が、国土交通共闘の結成につながって、団結がかえってつよまったという点は、「災い転じて」と言えるでしょう。二一世紀は、労働組合の意義が再認識される時代になると確信していますし、組合員の雇用確保と身分保障、労働条件の改善や、行政の民主化をめざし、共闘のなかでとりくんでいきたいと思います。
司会 初夢に何を見たいと願いますか。
大塚 来年は、過半数組織を必ず回復して、再び全職員比でも多数派になれたらと思います。
一色 地震、噴火予知が手にとるようにわかるようになればいいですね。それに、全国のどの職場でも、生き生きとして働いているみんなの顔が満開の気象庁ですね。
後藤 二〇世紀に積み残したものをできるだけ早く克服すること。誇りと安心をもって働ける社会や職場を作りたいですね。
田中 旅する夢です。公共交通を乗り継いで少しのんびりと旅行している―――。外国ではスペインがよかった。
司会 新世紀の道を切り開いて、組合員を力強く引っ張っていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。
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「全運輸」6面
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新春スターインタビュー
21世紀の金八先生は?
俳優・歌手 武田鉄矢さん
博多から東京に出てきて二十九年。昨年秋に公開された故郷・博多の映画「ちんちろまい」(大森一樹監督)では主人公のせりふとして「里で生まれ、里で育ち、里で働いて、里で死んでいく」と語りかけました。かつて武田さんが先輩から説教された言葉だそうですが、「本当にそれが一番の幸せだと思います」。
そんな故郷想いの武田さんですが、自らが原案を書き昨年秋から放映のドラマ「教習所物語」(TBS)では一転、根無し草の風来坊役。「金八先生のイメージからなるべく遠ざかりたい」と、教習所でひときわ出来の悪い生徒役を演じています。
「生徒役は以前から演じてみたかった。“俺たちは腐ったミカンかよ”とか捨てぜりふを言って、十数年間マグマのように溜まった気持ちを噴出させたかったんですね(笑い)」
四十八歳で種子島の教習所の合宿コースで免許をとった武田さん。ドラマはその時の体験がベースです。
「ガラの悪い高校生などには教官が手も足も出すんですが、その後言うんですね。“お前が一教科落とすと余分に数千円かかる。そのためにお前の父ちゃんが何匹余分にトビウオを獲らなきゃならないか分かってるのか”。これはドラマになると思いました」。人と人とのふれあいを大切にする武田さんの視線は、金八先生のそれに重なっていきます。シリーズは終了しましたが、二十一世紀も年輪を重ねた新しい金八先生が活躍する姿をファンとしては期待したいところです。
たけだ てつや 一九四九年福岡県生まれ。七四年「母に捧げるバラード」がヒット。七七年「幸せの黄色いハンカチ」(山田洋次監督)で俳優デビュー。代表作にドラマ「3年B組金八先生」など。
提供・連合通信社
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